I can't always explain everything in words
いつも何でも言葉で説明がつくって訳じゃないのよ

特に日本人は、全ての感情を他人にぶつけることを良しとしません。また、学校教育で学ばなかったこともあって、討論したり激論したりすることに慣れていませんから、言葉で自分の考えを表現することを苦手としている人が多いです。そんな日本人が、言葉を巧みに操る西洋人とつきあうようになると、喧嘩の場では特に苦労することが多いようです。


A spat

- Steve(S)とラブエンジェル(L)が言い争って-

S: I don't know what's in your mind, because you are so quiet.
そんな黙ってたら、何考えてるか分かんないよ。

L: I can't always explain everything in words. This is how the Japanese do things, and neither you nor I can change their culture. That's the way it is.
何でもいつも言葉で説明するなんで無理よ。それが日本人のやり方で、あなたも私もそれを変えることなんてできないんだから。そういうものなのよ。

S: I believe there is a reasonable explanation for everything.
何でも合理的に説明がつくものって、僕は思うけど。

L: ・・・(in silence)
・・・(沈黙)

S: The evening is still young. The truth never hurts anyone. So let's talk candidly.
夜はまだこれからだ。真実は誰も傷つけないんだから、オープンに話し合おうよ。


《Words & Phrases》



a spat: ささいな喧嘩


neither A nor B: AでもなくBでもない、AとBのどちらも~ない。either A or B(AかBのどちらか)の否定形。

that's the way it is: それが現実だ、そんなものだ。

reasonable explanation: 妥当な説明、筋の通った説明。

The truth never hurts anyone: この表現の逆は、"The truth hurts."「真実とはつらいものだ」

candidly: ざっくばらんに、腹蔵なく言えば、率直に、ずけずけと。




Tips & Pointers

日本人は多くを語らないことを美徳とするところがありますが、西洋人の多くは、自分の気持ちを相手に伝えるために言葉を駆使することを良しとしてい る人がほとんどです。国際カップルの場合、揉め事が起きた時に、それを解決するための相互のアプローチが全然違っている場合が多く、それ自体が更なるスト レスになったりもします。

"It's impossible to always explain everything in words."と思っている日本人と、"It's possible to always explain everything in words."と思っていることが多い外国人。その溝は簡単には埋まらないようですね。



類似表現

■ "can't always"「いつも~できる訳じゃない、いつも~になるとは限らない」を使った、次のような表現も便利です。

・ You can't always get everything you want.
欲しいものをいつも手に入れられるってわけじゃない。

・ You can't be always getting something new.
いつも新しいものが手に入るわけじゃない。


■ "can't always"の語順が逆になり"always can't"の場合には、否定語notがalwaysに掛かりませんので、「いつも~できない」となります。

・ He always can't sit still in airplanes.
いつも彼は機内でじっとしていられない。



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